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2013.7.12 日程
H25年度7月定例会は市外研修として
信州の鎌倉(上田市)を選びました。
午前は別所温泉・午後は塩田平方面を
「上田市観光ガイドの会」の方にそれぞれ
1時間半ずつ案内していただきました。
市外研修・上田市へ

別所温泉                     塩田平
  

別所温泉周辺10:0011:30ガイドさんによる観光案内) 


 

常楽寺(天台宗)(国重文・石造多宝塔)

別所温泉を開いた慈覚大師が開山したと伝えられ、北向観音を護る本坊。境内裏の石造多宝塔は、700年の年月を経て苔むす塔となっていました。北向観音出現の場所。

本堂前の舟形をしたお船の松(樹齢300年)は何とも優雅です。寺秘蔵の名品も多く、美術館が併設しています

鎌倉時代、塩田北条氏が居を構えた塩田平には当時を偲ぶ

文化財が数多く残され、「信州の鎌倉」と呼ばれています。

  


 
安楽寺(曹洞宗)(国宝・八角三重塔)

信州最古の禅寺。裏手に鎌倉時代に建てられた日本で唯一の八角三重塔(木造)がある。一見、四重に見えるが初重は「もこし」という「ひさし」。中国宋時代の禅宗様(唐様)様式の建築で、詰組が見事。

「惟仙和尚坐像」(安楽寺開山者)
「恵仁和尚座像」は国の重文に指定されている。



 
北向き観音
善光寺と向き合うように本堂が北向きなので、この名がついたという。両方にお詣りしないと「片詣り」と言われるそうです。境内には有名な「愛染かつら」の大樹が茂っていました。
北向観音通りにはお土産店が並びます。今日は昼食後のお菓子として会員用に御供饅頭を買いました。
丁度、7/14(日)雨乞い祭り「岳の幟(たけののぼり用の幟が幾つも立っている光景を見ることができました。

塩田平周辺12:00~龍光院にて昼食 13:0014:30ガイドさんによる観光案内)




龍光院(曹洞宗)

塩田北条氏二代目・国時公が、初代の父・義政公の菩提弔いのために建立したお寺。
本堂の棟には北条氏の紋所「三つ鱗」が刻まれ、北条氏とのゆかりの深さを偲ばせます。堂内の狩野永琳筆と云われる六曲屏風も見てきました。。
昼食は当院の「精進料理」(要予約、1600円)を頂きました。
素朴な山菜膳で、長芋の煮物の味は絶品でした。北向観音通りで買ったお饅頭もしっかりお腹に納めました。


  塩田平に居を構えた塩田北条氏はこの地で3代、
   約50年余り栄えました。


 


中禅寺 中禅寺薬師堂(国重文)

空海によって開かれたと云われ、古くて由緒ある真言宗の寺。茅葺屋根の薬師堂は、鎌倉時代初期の創建といわれ、阿弥陀堂様式の典型。独鈷山を背景に、重厚な屋根と荘厳なたたずまいに圧倒されます。安置されている薬師如来坐像・神将像と共に国の重要文化財に指定されている。
山門の金剛力士立像は表情が比較的温和で、都風の典雅な感じがする。平安時代後期(12C末)の像として歴史的にも貴重な作例だそうです。



 

 



塩野神社

「延喜式」にも出てくる古い神社とか。俗界との境を示す屋根付きのたいこ橋(神橋)をぬけると、桜閣造りと呼ばれる2階建ての拝殿が目に入ります。大きくはないが造りの巧妙さ、見事さに圧倒され、歴史の重さを感じます。

戦国時代の武将、武田信玄もこの神社を崇め、朱印状を奉納して武運長久を祈ったといいます。





 


前山寺 (国重文・三重塔)

弘法大師が開山したといわれ、塩田北条氏の祈祷所ともなる。前山寺三重塔は室町時代後期の建物と推定され、二層、三層には窓も扉も廻縁もなく、手すり用?の横材が突出した
まなので、未完成ではないかと思われますが、現在の簡素な姿がまた美しく「未完成の完成塔」として有名です。